千葉市   台風24号 千葉県内の被害や影響

千葉市     台風24号 千葉県内の被害や影響

台風24号は1日未明に千葉県に最も近づき、非常に強い雨と風で各地に被害をもたらしました。台風24号は1日朝に三陸沖へ進み、正午ごろに千島近海で温帯低気圧に変わりました。

銚子地方気象台によりますと、降り始めからの総雨量は館山で166・5ミリ、鴨川で157ミリ、鋸南で126ミリに上るなど各地で大雨となりました。また、最大瞬間風速は銚子で42m、千葉市中央区で41・1m、勝浦で40・3mを観測するなど非常に強い風も吹きました。君津市坂畑と船橋ではいずれも観測史上1位の値を更新しています。

台風一過の1日は季節外れの厳しい暑さとなり、県内各地で30度を超える真夏日となりました。横芝光では32.9度、鴨川で31.6度、香取で31.5度を観測するなど、県内4か所で10月としては観測史上最高を更新しました。

千葉県の午後4時までのまとめによりますと、公共施設以外でも千葉市や銚子市などの計48棟の住宅が一部損壊しました。また、強風にあおられて転倒するなどして、千葉市や柏市などで30代から80代の男女計14人が軽いけがをしました。

東京電力によりますと、この台風の影響で最大で約12万4200軒が停電したということで、1日午後8時現在も約3万7800軒で停電が続いています。JR東日本は9月30日の夕方以降、県内の各線の運転を計画的に見合わせたほか、1日も一部の路線で始発からダイヤが乱れ、千葉支社管内では計25万6200人に影響が出ました。